皆さんは「災害関連死」という言葉をご存じでしょうか。
地震や豪雨、台風などの災害では、建物の倒壊や土砂災害による直接死だけでなく、避難生活の中で体調を崩したり、治療や服薬が中断したりすることで命を落とすケースがあります。これが「災害関連死」です。
私は、これまでの災害で繰り返されてきたこうした悲しい事例を風化させず、防災対策に生かすために、「災害関連死データベース」 を公開しました。
👉 災害関連死データベース
このサイトでは、内閣府がまとめた「災害関連死事例集」を整理し、
- 災害の種類(地震・豪雨・台風など)
- 発生時期
- 年齢層や背景要因(服薬中断、空調設備不足、避難生活の継続など)
といった項目ごとに検索・閲覧できるようになっています。研究や行政の計画立案だけでなく、地域の防災活動や市民一人ひとりの備えにも役立てていただけます。
「災害関連死データベース」は、単なる事例集ではなく、未来の命を守るための“知恵の集積” です。
そして、「避難所サバイバル」を通じた体験型防災教育と組み合わせることで、データを“知識”から“行動”へとつなげることができます。
ぜひデータベースをご覧いただき、日々の防災活動や教育の場に活用してください。
一人ひとりの理解と備えが、災害関連死をなくす大きな一歩になると信じています。
